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東京発・伝統WA感動

和の魅力発見シリーズ Traditional+ 和を「知る、聴く、遊ぶ」」

【vol. 1】現代に生きる日本の伝統楽器 
Traditional Instruments of Japan Today

「笙って、吸っても吐いても音が出るって本当?」「箏と琴は違うの?」「本物の琵琶って見たことない」。私たちの周りには日本古来の素敵な楽器が沢山あるのです。
笙・箏・琵琶を「知る、聴く、遊ぶ」−不思議発見!

Do you know any of Japanese musical instruments, like – Sho, Koto and Biwa? Have you seen how those are played? How do they sound? Let's re-discover the mysteries of those precious Japanese instruments lasted since the ancient times at Traditional+!


開催日時 平成24(2012)年9月9日(日)
開演16:00(開場15:30)
会場 スパイラルホール(スパイラル3F
http://www.spiral.co.jp/
東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」B1 出口前、
もしくはB3 出口より渋谷方向へ1 分。
入場料金 一般1,000円
学生(高校生以下)500円
お取り扱い イープラス[e+] 0570-06-9939
(土日祝含む10:00~18:00)
http://eplus.jp/dento-wa/

チケットぴあ
[Pコード:178-735] TEL: 0570-02-9999
http://t.pia.jp/

※車椅子席は東京発・伝統WA感動実行委員会事務局でお求めください。
※未就学児入場不可


伝統を継承しつつ、実験的で多様な表現への挑戦を行っている、東野珠実(笙)、西陽子(箏)、そして中村鶴城(琵琶)の三人の演奏家が、鳥養潮作曲による「笙・箏・琵琶のための委嘱新作を初上演。ナビゲーターの音楽評論家小沼純一による坂本龍一のインタビュー映像や楽器のデモンストレーションを交え、伝統から現代へと自在に横断する日本の伝統楽器の魅力を伝えます。
ナビゲーター 小沼純一
[第一部] 楽器の紹介と古典・現代曲のデモンストレーション
[箏]
西陽子
「六段」八橋検校 作曲
「青森蛙」高橋悠治 作曲(藤井貞和・詩)
「植物文様第十一集」藤枝守 作曲
[琵琶]
中村鶴城
《空海》より上段「嵐の海へ」 中村鶴城 作詞・作曲
[笙]
東野珠実(共演・法螺貝 瀬藤康嗣)
「調子」/「two3 」ジョン・ケージ 作曲
[ビデオ出演]
坂本龍一

[第二部] トーク:東野珠実×中村鶴城×西陽子×鳥養潮(Skype出演)*

委嘱新作 鳥養潮作曲
"SONORE SONORE for Shou, Koto, Biwa"

*出演者変更等のお知らせ*
9月9日(日)スパイラルホールにて開催予定の「Traditional + 【vol.1】現代に生きる日本の伝統楽器」に出演予定でした鳥養潮(NY在住)は、都合により、来日が不可能となりましたので、Skype中継による出演を予定しております。何卒ご了承のほど、よろしくお願い申し上げます。


[プロフィール]

東野珠実
Tamami Tono
 Tamami HIgashino
(C)浅井佳代子

笙演奏家/作曲家。1989 年より国立劇場主催公演に参加。雅楽古典から現代音楽にいたる様々なジャンルの創作・演奏に携わる。Yo-Yo MA 主宰The Silk Road Project、CCMIX (Centre de Creation Musicale Iannis Xenakis in Paris)に招聘されるなど、国内外で活動。ISCM、ICMC、国立劇場作曲コンクール第一位・文化庁舞台芸術創作奨励特別賞、日本文化芸術奨励賞等、作曲および笙の演奏を通じ国内外にて受賞多数。HERMES Tokyo Opening、JAXA 宇宙ダンス プロジェクト『HITEN』等で音楽担当。2011年坂本龍一プロデュースにてCD『ブリージング・メディア〜調子〜』をリリース。 その他John Cage『Two3, Two4』全曲録音、『Scenes of Spirits』など。 "Breathing Media Arts"、"From The Eurasian Edge”を展開。ソロ活動の他、雅楽団体伶楽舎に所属。http://www.shoroom.com


西 陽子
Yoko Nishi
Yoko Nishi

箏曲家。和歌山県出身。沢井忠夫・沢井一恵の両氏に師事。東京藝術大学音楽学部邦楽科卒業。卒業と同時に皇居内桃華楽堂で御前演奏。平成5年度文化庁芸術研修員。2008 年〜2009 年ソロコンサート「SPIRIT OF A TREE ? YOKO NISHI KOTO CONCERT ?」アメリカツアー(ニューヨーク・ワシントン・シカゴ)、ハンガリー・ドイツツアー(ブダペスト・ベルリン・ケルン・フランクフルト・ミュンヘン)を行い、演奏とインタビューがドイツ主要4 都市でラジオ放送される。2010 年上海万博にてソロコンサート。コロンビア大学客員研究員として赴任(〜 2012)。2011 年「植物文様」「ファンタスマ」「四季・熊野」に続き、ソロアルバム「月夜の海」をリリース。フルートとのデュオNINA DUOとしてカーネギーホールで公演。2012 年にはさらに新しいCDのリリースやイタリア・ブラジル公演を予定。新作初演、復元楽器の演奏、国内外のアーティストとの即興演奏、洋楽器やオーケストラとの共演、他分野の邦楽家や美術家・作家・詩人とのコラボレーション、自作自演等ソロ活動は多岐にわたる。現在ニッポン放送「藤沢周平傑作選」の音楽を担当。根源的な視点から筝を見つめ、自由な発想と感性でさまざまな活動を展開している。


中村鶴城
Kakujo Nakamura

琵琶演奏家。1957年宮崎市生まれ。早稲田大学第一文学部美術史学科卒業。17歳の時、チェロのパブロ・カザルスの演奏に深く感動し、これが音楽活動の原点となった。筑前琵琶を初代藤巻旭鴻に、薩摩琵琶を鶴田錦史に師事。琵琶楽探求のため楽器製作も修得する。『琵琶を知る会』『音に聽く』『琵琶・弾き語りの魅力』『中村鶴城琵琶リサイタル』などソロ演奏活動を多数自主企画。近年は作詞・作曲を積極的に行い、弾き語りの世界に新しい題材を求めると同時に、詩のための「詩曲」、和歌のための「連詠」などの音楽形式を確立し、琵琶楽世界の表現の幅を拡げることに努力している。一方、現代音楽の分野では、武満徹作曲《ノヴェンバー・ステップス》《エクリプス》《秋》などのソリストとしてパシフィック・ミュージック・フェスティバル、サイトウキネン・フェスティバル松本、米国タングルウッド音楽祭、長野冬季オリンピックなど国内外の音楽祭や国際舞台、またNHK交響楽団をはじめとする定期演奏会に数多く招かれ、小澤征爾、シャルル・デュトワ、クリストフ・エッシェンバッハらの指揮でオーケストラとの共演をかさねてきた。


鳥養潮
Ushio Torikai

作曲家。幼少より日本伝統音楽、ヨーロッパ古典音楽に親しむ。慶応大学経済学部卒。1970年代後半から実験的音楽活動を開始。82年パリビエンナーレに招待されて以来、ヨーロッパ各地でコンサートを開催。83年国立劇場企画による「箜篌」の復元協力、作曲、演奏。86年Asian Cultural Councilの招聘により渡米。最近の主な委嘱としてアンサンブルモデルン、アンサンブルコンティヌーム、クロノス・クワルテット、演劇集団マブ・マインズ、ロサンジェルス市永久保存の公園音楽等。委嘱の範囲は、パブリックインスタレーション、コンピューターミュージックからオペラ、オーケストラ作品まで多岐にわたる。09年アメリカでアルバム“REST”を発表し大きな反響を呼ぶ。ニューヨーク在住。


坂本龍一
Ryuichi Sakamoto

2011 年、映画のサウンドトラック「一命」、指揮者の佐渡裕と箏奏者の沢井一恵による「点と面」、日本音楽の古典史上最高峰、雅楽の大曲『調子(ちょうし)』を世界初全曲録音した、笙奏者の東野珠実による「ブリージング・メディア 〜調子〜」の邦楽器を使った三アルバム三部作をリリース。


瀬藤康嗣
Kohji Setoh

法螺貝奏者(東野珠実と共演)。これまでに日本、フランスのレーベルから音楽作品を発表、国内外のクラブやフェスティバルでDJを行い、メディアアートユニットflowの中心メンバーの一人として国内外の展覧会でメディアアート作品を発表してきた。近年では、鎌倉を拠点とするNPO法人ルートカルチャーの理事長として運営に携わりながら、国内外のアーティストとの交流を深めており、Yoshiko Chuma、Kota Yamazaki、Ursula Eaglyら、特にニューヨークのコンテンポラリーダンスシーンで活躍するダンサーや演出家と数多くコラボレーションしている。慶應義塾大学環境情報学部非常勤講師、フェリス女学院大学音楽学部准教授。


【vol. 2】LIVE アニメーションと浪曲 
Animation and Rokyoku Live

アニメーションと浪曲、異色のコラボ。
アートアニメーションの鬼才山村浩二監督の「頭山」を、今人気絶頂の浪曲師国本武春がライブ上演!

A traditional Japanese narrative singing “Rokyoku” meets animation!! Takeharu Kunimoto, Rokyoku performer in high demand, performs "ATAMAYAMA" (Mt.Head) on stage, a worldwide award-winning animation film illustrated and directed by Koji Yamamura.

頭山

(c) Yamamura Animation Inc.


開催日時 平成24(2012)年10月23日(火)
19:00開演(18:30開場)
会場 東京都写真美術館1階ホール
http://www.syabi.com/
JR恵比寿駅東口改札より徒歩7 分、地下鉄日比谷線恵比寿駅より徒歩10 分。
入場料金 一般1,000円
学生(高校生以下)500円
お取り扱い イープラス[e+] 0570-06-9939
(土日祝含む10:00~18:00)
http://eplus.jp/dento-wa/

チケットぴあ
[Pコード:423-261] TEL: 0570-02-9999
http://t.pia.jp/

※車椅子席は東京発・伝統WA感動実行委員会事務局でお求めください。
※未就学児入場不可


落語を題材にしたユーモラスな映像と、浪曲師国本武春の絶妙な語りが見事にマッチした、アヌシー国際アニメーション映画祭グランプリ受賞作品、山村浩二監督の「頭山」を、国本が弁士となりライブ上演する。今回は語りと演奏のみならず作品中の全ての効果音も国本が披露。見てのお楽しみ、聴いてのお楽しみの本邦初ライブ。山村監督と国本武春のトークあり。もちろん、浪曲の代表作「若き日の大浦兼武」で、古典の醍醐味もじっくり聞かせます。
ナビゲーター 小沼純一
[第一部] 掛け声のワークショップ
[LIVE]
アニメーション「頭山」山村浩二監督作
[語りと演奏]
国本武春
[トーク]
山村浩二×国本武春

[第二部] 古典浪曲「若き日の大浦兼武」

国本武春、曲師 沢村豊子


山村浩二
Koji Yamamura
アニメーション作家。1964年生まれ。東京造形大学卒業。90年代『カロとピヨブプト』『パクシ』など子どものためのアニメーションを多彩な技法で制作。2002年『頭山』がアヌシー、ザグレブをはじめ世界の主要なアニメーション映画祭で6つのグランプリを受賞、第75回アカデミー賞にノミネートされる。また『カフカ 田舎医者』がオタワ、シュトゥットガルトなど7つのグランプリを受賞。これまで国際的な受賞は70を越える。2010年文化交流使としてカナダで活動。2011年カナダ国立映画制作庁との共同制作で『マイブリッジの糸』が完成。『くだもの だもの』『おやおや、おやさい』(共に福音館書店)など絵本画家、イラストレーターとしても活躍。DVD作品集は日本、フランス、アメリカ、カナダで発売されている。東京造形大学客員教授、東京藝術大学大学院映像研究科教授。

国本武春
Takeharu Kunimoto
浪曲師。1960年11月1日生まれ。父は天中軒龍月、母は国本晴美(共に浪曲師)。日本浪曲協会副会長。芸術祭新人賞、芸術選奨文部大臣新人賞、二度の花形演芸大賞他多くの受賞歴を持つ。三味線にギターのフレーズを取り入れた独自の奏法を開発し、従来型の浪曲にとどまらずロック、R&B、ブルーグラス等様々な音楽ジャンルを取り入れて活動。テレビドラマ、バラエティ番組、アニメ番組出演など幅広く活躍。2002年山村浩二監督作「頭山」語り手として出演。2007年宮本亜門演出ブロードウィエイミュージカル「太平洋序曲」出演。

沢村豊子
Toyoko Sawamura
曲師(三味線伴奏者)。1937年福岡県生まれ。12歳で名曲師山本艶子に師事。17歳で浪曲師国友忠の三味線を担当。以来、三波春夫、村田英雄、二葉百合子等の伴奏をつとめる。現在は国本武春の相三味線。その音締めの良さと技術で当代一の曲師である。

【vol. 3】「百人一首」に遊ぶ 
A Play on Hyakunin Isshu

ちはやぶる 神代も聞かず  龍田川

からくれなゐに  水くくるとは


お正月は何と言っても「百人一首」。時代を超えて受け継がれてきた日本の伝統文化「百人一首」のさまざまな楽しみ方を体験します。まずは、漫画でもお馴染みの「百人一首」競技大会のデモンストレーションから。名人戦14連覇の巨人西郷直樹名人と、歴代に3人だけという永世クイーンの一人、渡辺令恵女史のビッグマッチを実況中継。白熱する畳上の格闘技を観戦します。

二部では平安時代の宮中にタイムトリップ。五七五七七の三十一文字に恋心や四季の風景を詠った和歌は、目で読むだけでなくメロディを付けて声に出して歌われていたってご存知?!そこで宮中歌会始の儀などで披露される節のついた古来の詠み方(披講)を習ってみましょう。笙のたおやかな音に合わせて朗々と歌えば、あなたも気分は小野小町。日本語の音の美しさや、抑揚がかもし出す雅な味わいを堪能してください。

「百人一首」を知る、聴く、遊ぶ 不思議発見!


日時
平成25年1月12日(土) 開演16:00/開場15:30
会場
スパイラルホール(スパイラル3F)
料金
[全席自由]一般1,000円、学生(高校生以下)500円

トーク

小沼純一×西郷直樹×青柳隆志

永世名人×永世クイーン戦「百人一首」大会

永世名人 西郷直樹×永世クイーン 渡辺令恵 

専任読手=稲葉修至  解説=伊藤裕之(全日本かるた協会)

歌詠みワークショップ

歌詠み講師
青柳隆志(東京成徳大学日本伝統文化学科教授)
求歌院鳰永、林 純一(星と森披講学習会)

笙:石川高


会場協力
株式会社ワコールアートセンター
監修協力
社団法人全日本かるた協会
企画コンセプト
小沼純一
プログラム構成・制作
NPO法人魁文舎
主催

東京都
東京文化発信プロジェクト室
(公益財団法人東京都歴史文化財団)
東京発・伝統WA感動実行委員会


青柳隆志

1961年千葉県生まれ、千葉大学、筑波大学大学院文芸・言語研究科を経て現職。専門は平安文学・歌謡。特に漢詩の朗詠と和歌の披講に関する研究と実践を行っている。『日本朗詠史 研究篇』『日本朗詠史 年表篇』『和歌を歌うー歌会始と和歌披講』(いずれも笠間書院)などの著書がある。星と森披講学習会主任講師。


石川高

1990年より笙の演奏活動を始め国内外で活躍、近年は催馬楽などの歌唱でも高い評価を受けている。雅楽古典曲のみならず現代作品や自主作品の演奏も意欲的に行っている。雅楽団体「伶楽舎」、ローラン・テシュネ監督「アンサンブル室町」所属。


チケット
[11月17日(土)発売開始]
入場料金
全席自由
一般1,000円
学生
(高校生以下)500円

※未就学児入場不可
※車椅子席は東京発・伝統WA感動実行委員会事務局でお求めください。

お取り扱い
イープラス[e+] 0570-06-9939
(土日祝含む10:00~18:00)
http://eplus.jp/dento-wa/

チケットぴあ
[Pコード:424-929]【vol.3】「百人一首」に遊ぶ
TEL: 0570-02-9999
http://t.pia.jp/

※車椅子席は東京発・伝統WA感動実行委員会事務局でお求めください。
※未就学児入場不可


お問い合わせ
東京発・伝統WA感動実行委員会事務局
東京都渋谷区神山町5-20 神山町小川ビル3F
TEL 03-3467-5421(平日10:00〜18:00)
FAX 03-3467-5422
Email info@dento-wa.jp

会場アクセス
スパイラルホール
(スパイラル3F)
東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」
B1 出口前、もしくはB3 出口より渋谷方向へ1 分。
東京都港区南青山5-6-23
TEL 03-3498-1171(代表)
http://www.spiral.co.jp/

[上演企画]
【vol.1】 現代に生きる日本の伝統楽器
【vol.3】「百人一首」に遊ぶ

東京都写真美術館
1階ホール
東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
TEL 03-3280-0099(代表)
JR恵比寿駅東口改札より徒歩7 分、
地下鉄日比谷線恵比寿駅より徒歩10 分

[上演企画]
【vol.2】 LIVE アニメーションと浪曲


お問い合わせ

東京発・伝統WA感動実行委員会事務局
東京都渋谷区神山町5-20 神山町小川ビル3F
TEL 03-3467-5421 (平日10:00~18:00)


公式ホームページ
東京文化発信プロジェクト
http://www.bh-project.jp/

東京発・伝統WA感動
http://www.dento-wa.jp/


【東京文化発信プロジェクトとは】
東京文化発信プロジェクトは、「世界的な文化創造都市・東京」の実現に向けて、東京都と東京都歴史文化財団が芸術文化団体やアートNPO等と協力して実施しているプロジェクトです。都内各地での文化創造拠点の形成や子供・青少年への創造体験の機会の提供により、多くの人々が新たな文化の創造に主体的に関わる環境を整えるとともに、国際フェスティバルの開催等を通じて、新たな東京文化を創造し、世界に向けて発信していきます。