スパイラル聲明コンサートシリーズ23
「千年の聲」
明恵上人作
四座講式
しざこうしき
800年紀-語りものの源流
2015年2月14日(土)日本の仏教寺院で僧侶が儀式のときに唱える声楽を「聲明」といいます。スパイラルコンサートシリーズ「千年の聲」Vol.23の今回は、鎌倉時代に明恵上人によって作られた『四座講式(しざこうしき)』を上演します。
釈迦にまつわる四つの物語 「涅槃(ねはん)講式」「羅漢(らかん)講式」「遺跡(ゆいせき)講式」「舎利(しゃり)講式」から成る『四座講式』が初めて明恵上人によって演唱されたのは、1215年(建保3年)2月15日、高山寺の涅槃会でした。それから丁度800年にあたる今年、2015年の2月15日当日に、これを讃歎し上演致します。
聲明は奈良時代にインドから中国、朝鮮半島を経て日本に伝来しましたが、その後日本で作られた日本語の聲明が『四座講式』です。浄瑠璃や平曲など語りもの音楽の源流といわれ、日本の音楽史上大変重要な位置を占めています。
『四座講式』を作った明恵上人は早くから両親を亡くし、釈尊を慈父、仏眼仏母尊を母として慕いました。しかし念願のインド巡遊は、ついに果たし得ませんでした。『夢幻記』でも知られる明恵上人。『四座講式』は、彼の釈迦如来に対する恋慕渇仰、見仏聞法の熱い思いが全篇をつらぬき、涙なくしては聴くことのできない感動的な作品です。今回は14日の昼・夜と15日の昼の3公演に分けて、連続上演いたします。
『四座講式』の記念すべき800年紀を寿ぐ「千年の聲」を、是非、貴紙にてご紹介いただけますようお願い申し上げます。
『四座講式』
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開催日時 | 2015年2月14日(土) 16:00 【涅槃講式】 19:00 【羅漢講式】【遺跡講式】 2月15日(日) 16:00 【舎利講式】 *各回開場は開演の30分前 |
会場 | スパイラルホール(スパイラル3F) 〒107-0062 東京都港区南青山5-6-23 http://www.spiral.co.jp/ 東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」B1 出口前、 もしくはB3 出口より渋谷方向へ1 分。 |
入場料金 | [全席自由・入場整理番号付] 一般前売4,300円 当日4,500円 3公演通し券 10,000円 (前売りのみ・スパイラルのみお取扱い) |
チケット 発売開始 |
2015年11月28日 |
お取り扱い | チケットぴあ |
お問い合わせ | NPO法人魁文舎 03-3275-0220 |
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出演 聲明指導 構成・演出 宣伝美術 制作 助成 主催 |
声明の会・千年の聲 孤嶋由昌、新井弘順 田村博巳 井原靖章 スパイラル/NPO法人魁文舎 /声明の会・千年の聲 芸術文化振興基金 声明の会・千年の聲 株式会社ワコールアートセンター *TPAMショーケース参加作品 www.tpam.or.jp/ |
■明恵上人(1173~1232)
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声明の会・千年の聲 迦陵頻伽聲明研究会(真言宗) 七聲会(天台宗) |
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